Contents【製造業編】今何が起こっているのか?世界経済と日本経済
_3.png)
製造業といえば、世界経済や為替の動向に大きく左右されることになろう。そこで本稿では、世界のインフレ動向や金融政策の動向を基に、24年度の世界経済について展望する。
◆【卸売業編】はこちらからご覧いただけます
主要国のインフレ率動向
世界の消費者物価は国際商品市況の落ち着きやこれまでの金融引き締めを受けた景気減速などを背景に、財価格の下落を主導に米国→欧州→日本の順番に急速に伸びが鈍化してきた。特に米国では、住居費などのサービスインフレも低下傾向にある。
そしてユーロ圏では、エネルギー供給制約がある中でも、エネルギー確保のため需給両面で取り組みを実施したことから、米国に追随してインフレが低下してきた。
こうした中、よりコストプッシュの要素が大きい日本のインフレ率は、価格転嫁の遅れによりインフレ率の低下が最も遅れてきたが、コストプッシュインフレの主因となってきた食料品価格の伸びが鈍化してきた一方で、サービス価格のインフレ率が高まってきたことから、徐々に国内需給のタイト化や賃金上昇による内生的な物価上昇にシフトしつつある。
記事の続きは、東商マイページ
「会員限定コンテンツ」に
掲載しております
はじめてユーザー登録する方
記事の閲覧には東商マイページのユーザー登録(無料)が必要です。
※既に東商会員の方も、別途マイページのユーザー登録が必要です。
最短3分で登録可能!
アンケートにご協力ください
ご記入いただいた内容については今後の掲載内容の改善に利用させていただきます。
q.このページの情報は役に立ちましたか?