Contents上昇基調の実質賃金と今後の日本経済の展開予想

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厚生労働省の5月の毎月勤労統計調査によると、わが国の実質賃金(名目賃金から物価の上昇率を除いた値)は、前年同月比で1.6%上昇しました。今年1月から5か月続けて、実質賃金は上昇したことになります。実質賃金が増加することは、一般的に、家計にとって重要な変化と考えられます。

ところが、実質賃金が上昇に転じても、わたしたちの生活にあまり余裕ができているとは言えないようです。厚生労働省の調査によると、アンケート回答者の半数以上が「生活が苦しい」と答えたようです。まだ、実質賃金の上昇の効果が、家計に浸透していないのかもしれません。

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真壁 昭夫
【プロフィール】
真壁 昭夫

1953年神奈川県生まれ。76年、一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。83年7月ロンドン大学経営学部大学院卒業。メリルリンチ社ニューヨーク本社出向などの後、市場営業部、資金証券部を経て、第一勧銀総合研究所金融市場調査部長。現在、多摩大学特別招聘教授。『はじめての金融工学』(講談社現代新書)など著書多数。

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