Contentsデータを読み解く 身近な素材から温室効果ガス削減対策を考える
政府は、2030年度に13年度比46%削減、2050年に実質ゼロという温室効果ガス削減目標を掲げている。22年度の温室効果ガス排出量の実績を見ると、13年度からの減少率は19.3%で、排出量は1,135百万tCO2.eqとなっている。
温室効果ガスの全排出量のうち、二酸化炭素(CO2)が91.3%を占めているため、「温室効果ガス実質ゼロ」の目標に向けては、CO2をいかに削減できるかがカギを握っていると言えよう。
22年度時点のCO2排出量の減少率(13年度比)は21.3%で、産業部門や家庭部門などにおいて比較的大きな減少率を示した一方で、廃棄物分野の減少率は1.0%にとどまっている=図。
CO2排出量全体に占める廃棄物分野(廃棄物の焼却・原燃料利用や界面活性剤の分解等)のシェアは2.9%にとどまるが、量にすると年間2,960万tのCO2が排出されていることになる。
廃棄物の種類別に見ると、廃プラスチック由来のCO2排出が約5割と最も多く、次いで廃油(廃潤滑油・廃溶剤)が約3割を占めており、我々にとって身近な素材から「廃棄」について見直す必要があるだろう。
※この記事は東商新聞2024年8月20日号に掲載されたものです。
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